パニック障害のカウンセリング

更新日 2021年04月03日

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パニック障害

パニック障害とは以下の項目のうち4つ以上が突然現れ、10分以内にその症状が頂点に達する、と定義されています。

厚生労働省HPより引用

1動悸

2発汗

3身震い

4息切れ感・息苦しさ

5喉が詰まる感じ

6胸部不快感

7腹部不快感

8めまい・ふらつき・気が遠のく感じ

9周りが現実でない感じ

10コントロールを失う

11死ぬ事に対する恐怖

12感覚麻痺などの異常感覚

13冷感・熱感

パニック障害の典型的な症状

ではパニック障害の典型的な症状を見ていきましょう

例1:電車に乗る直前にいつも吐き気に襲われる。電車に乗っている時も、「もし途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」といった不安を抑えることができず、電車の中で常にお腹が痛くなる。急行に乗ることはできず、いつも各駅停車の電車で移動している。

例2:高速道路に乗ると、「途中で渋滞に巻き込まれ、トイレに行きたくなったらどうしよう」といった不安が付きまとい、吐き気や首あたりが詰まる感じが出現する。高速道路は使わず、一般道で移動している。

上記いずれもパニック症状である可能性が高いです。

パニック症状の起こる原因

人間の脳には、外側の高等な判断を担当する部分と、内側の原始的な部分とがあります。外側には前頭体があり、内側には扁桃体があります。

扁桃体は感情の中心とも呼ばれており、「怒り」「悲しみ」といった感情を直接受け取ります。

前頭葉は思考の中心であり、感情を理性で抑える働きをしています。

この前頭葉が扁桃体の発火を抑えきれなくなった状態がパニック障害と考えてください。

パニック症状の治療について

パニック症状が一度でも出現すると、「またあの時の症状が再発するのではないか?」という恐怖感が芽生えてきます。そうした恐怖感が脳を刺激し、負のスパイラルとなるのです。

パニック症状を治すにはカウンセリングと、必要に応じて薬の投薬による治療が効果的です。

カウンセリングでは、再度症状が出現しないようにまずは「パニック症状の契機となった場所」を避けること、それに加えて例えば週に1度くらいの頻度でもいいから「パニック症状の契機となった場所」に敢えて挑戦し、「この空間にいても症状が再発しない」ということを脳に覚えこませる必要があります。

パニック障害の治療には、リーゼ、ワイパックスといった投薬も並行して行った方がいい場合もありますので、まずは当サービス「かもみーる」に所属する専門医に相談してみてください。