全部めんどくさい、何もしたくないと感じるときの対処法や相談できる場所を紹介

更新日 2026年02月10日

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全部がめんどくさい、何もしたくないと感じるのは、甘えだと思っていませんか?

何か大きなストレスを抱えている方や、何かあったわけではないのにいつもの自分と違うと悩んでいる方は大勢います。

普段ならできたことができなくなったり、誰かと話すのが億劫になったりすると、どうしてしまったのだろうと不安になりますよね。

この記事では、無気力になる原因や考えられる疾患、対処法、相談先などを紹介します。

ご自身の心と向き合い、健康に暮らすためのヒントが欲しいと考えている方は、ぜひご覧ください。

全部めんどくさい・何もしたくないときとは

朝から身体が重い、何もしたくないと感じるとき、心や身体はどのような状態なのでしょうか?

まずは、その原因となり得ることを紹介します。

ストレスが溜まっている

ストレスは、外部からの刺激によって生じる緊張状態のことです。

要因はさまざまで、どの年代においても発生することがあります。例えば、進学、就職、結婚、出産、引越し、介護、死別といった、変化が挙げられます。

また、大きな変化だけではなく、日常生活で同級生との関係、夫婦関係、職場環境など、さまざまな要因がストレスを悪化させることもあるでしょう。

実際、厚生労働省が実施した調査でも、現在のこころの健康状態を自分自身で「よい」「まあよい」と答えた方の割合は47.2%と半分以下で、「ふつう」が33.6%、「あまりよくない」「よくない」が19.3%いることがわかっています。

出典元:厚生労働省「令和6年版厚生労働白書-こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

何もしたくないという無気力感は、ストレスから自分を守る防衛本能である可能性も考えられます。

疲労や睡眠不足が続いている

疲労や睡眠不足の蓄積は、何もしたくないと感じる原因のひとつです。

例えば、社会人であれば、仕事が忙しくて睡眠時間が確保できていない、残業が続いているなどが挙げられます。

特に、睡眠時間が短いと「こころの健康」に悪影響を及ぼすとされており、労働時間と睡眠時間のバランスをとることが重要です。

睡眠は7時間以上とることが理想とされていますが、国際的に見ても日本人の睡眠時間は短いとされており、重要な要素として考える必要があります。

出典元:厚生労働省「令和6年版厚生労働白書-こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

無気力を感じる原因として考えられる病気

全部めんどくさい、何もしたくないと感じるとき、病気が隠れているかもしれません。

ここでは、無気力を感じる原因として考えられる病気を紹介します。

燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)

燃え尽き症候群とは、バーンアウト症候群とも呼ばれるもので、高いモチベーションを保っていた人が、突然やる気を失ってしまう症状です。

大きな目標を達成したあとや、その目標に対して期待した結果が得られなかった場合には注意が必要です。

医学的にはうつ病のひとつとされており、朝起きるのが難しかったり、人とかかわることを避けたりします。

ひとつのことを集中して頑張りすぎることが原因と考えられていて、睡眠不足を引き起こす場合もあるため適度な息抜きを入れることが大切です。

うつ病

うつ病は、気分の落ち込みや意欲・関心の低下といった心の症状の他にも、頭痛や肩こりなどの身体症状が出る方もいます。

それらの特徴的な症状が、2週間以上続く場合は受診が推奨されるため、何もしたくないという無気力感がずっと続いていると感じたら受診を検討してみてください。

周りから、甘えている、やる気がないなどと誤解されることもありますが、近年では理解が進んでいる病気でもあります。

うつ病とうつ状態(抑うつ状態)の違いとは?症状や治療法、受診した方がいいケース

自律神経失調症

自律神経失調症は、自律神経が乱れることによって、無気力、憂鬱、頭痛、耳鳴りなどさまざまな症状が出る点が特徴です。

自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスをとっている状態ですが、ストレスや不規則な生活、更年期障害などによって乱れることがあります。

悪化すると日常生活に支障をきたすこともあるため、異変を感じたら医療機関を受診することが大切です。

適応障害

適応障害とは、環境に適応できないことが原因でうつ病のような症状が出たり、出社や登校が厳しくなったりする病気です。

うつ病とは異なり、原因となる環境から離れると改善することがありますが、実際にすぐ職場や学校から離れるのが難しく、症状を悪化させてしまう方もいます。

特に、環境が変わる就職や転職、転校、転居などで発症リスクが高いとされるため、注意が必要です。

適応障害について|タイプごとの特徴・発症の原因・予兆・治療法などを詳しく解説

無気力症候群(アパシー・シンドローム)

無気力症候群は、医学的な診断名ではなく通俗的な呼称で、強い無気力感や意欲低下が生じるためうつ病や適応障害、燃え尽き症候群の可能性もある点が特徴です。

強いストレスを感じたときに、やる気がなくなったり、自発的な行動ができなくなったりするもので、ネガティブ思考が強まる傾向にあります。

まずは、背景に病気が隠れていないか把握し、その病気に適した治療を開始することが優先されます。

認知症

認知症による無気力感は、中期以降に発症するのが一般的です。

中等度の症状になると、無気力のほかにも手慣れた作業ができなくなる、著しい記憶障害などが現れます。

無気力感は、認知症が進むにつれて悪化していくとされ、会話が難しくなっていくこともあります。

うつ病と違い、症状の自覚が乏しかったり、不安感などが現れず感情の波がなくなったりする点が特徴です。

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群は、買い物や家事などのちょっとした日常で生じる行動をとっただけでも、ぐったりしてしまう状態です。

本人には頑張ろうという気持ちがあっても、身体がいうことをきかないという点が特徴で、その状態が6か月以上続きます。

他にも、筋肉痛や関節痛、睡眠障害などが発生する方もいます。

ストレスや女性ホルモンの減少が原因ではないかとされ、うつ病に似ていることから診断が難しいともされます。

無気力なときの対処法

全部めんどくさい、何もしたくないと感じるときに、無理やり身体を動かす必要はありません。ただ、やらなければならないことがあるなど、どうしても動かなければならないこともあります。

ここでは、無気力なときの対処法を紹介します。

休息する

無気力が続くときは、心から身体への「休んで」というサインである可能性があります。

無理せずに心と身体をしっかりと休ませると、心の余裕が少しずつ戻り、身体症状も改善することがあります。

今は休むべき時期だと割り切って、自分を責めずに休息してみてください。

例えば、寝る前にスマートフォンを見ない、ただぼーっとする時間を作るなどが効果的です。

バランスの良い食事を心がける

何もしたくないときでも、しっかりとたんぱく質、脂質、炭水化物をバランスよく摂ることが重要です。

脳の疲労回復を助けるB12(レバー、魚介類)や、ドーパミンの生成を促進するフェニルアラニン(豆類、ナッツ類)、チロシン(納豆、チーズ、乳製品)などもおすすめです。

食べる気力がないと感じても、心と身体の回復を促すために食事を摂ってみてください。

睡眠の質と量を見返す

睡眠中は、身体の疲労回復や意欲アップに有効な成長ホルモンが分泌されるといわれています。

1日6時間以上の睡眠を心がけ、寝る前にTVやスマートフォンなどから離れて質の良い睡眠を確保することも重要です。

信頼できる人に話す

全部めんどくさいと感じているとき、信頼できる家族や友人、専門家に話を聞いてもらうのもひとつの手段です。

つらい感情をひとりで抱え込んでしまうと、症状が悪化したり他の病気を併発したりする可能性も否定できません。

自分の気持ちが整理でき、安心感が得られる場合もあるため、解決を求めるのではなく話を聞いてもらうだけでも良いでしょう。

医師監修のオンライン診療・カウンセリングサービス「かもみーる」は、お悩みに合わせて医師や心理士を選び、いつでもどこでもお悩みを相談できます。

どんな些細なことでも、専門家が気持ちに寄り添ってアドバイスし、必要に応じて治療の提案もさせていただくため、ぜひご相談ください。

無気力な状態を相談できる機関

無気力な状態が続くときは、ひとりで抱え込まず、専門機関に相談することも大切です。

ここでは、主な相談先を紹介します。

精神科・心療内科

「何もしたくない」「気分が落ち込む」などの状態が長引いている場合は、精神科や心療内科の受診を検討してみましょう。

医師による診断のもと、うつ病や適応障害、自律神経の乱れなどの可能性を確認できます。

必要に応じて、薬物療法やカウンセリング、生活リズムの改善指導など、状態に合った治療を提案してもらえます。

診察の際には、症状がいつから続いているか、どんなときにつらいと感じるかをメモしておくとスムーズです。

かかりつけ医

いきなり専門の医療機関に行くのが不安な場合は、まずはかかりつけの内科医に相談するのもおすすめです。

体調の変化が原因で心の不調が現れることもあり、血液検査や生活習慣の確認からサポートしてもらえます。

また、必要に応じて信頼できる精神科・心療内科への紹介状を書いてもらえることもあります。

「最近、何もしたくない気持ちが続いている」と素直に伝えるだけでも十分です。

オンラインカウンセリング

近年では、スマートフォンやパソコンを使って自宅から相談できる「オンラインカウンセリング」も広く利用されています。

外出する気力がないときや、通院に抵抗がある方にもおすすめの方法です。

臨床心理士や公認心理師など、専門資格を持つカウンセラーが話を丁寧に聞き、心の整理をサポートしてくれます。

時間や場所を選ばず、予約制で落ち着いて話せるのが大きなメリットです。

かもみーる」では、医師や心理士を選んで相談できるため、悩みに合った専門家とつながることができます。

専門機関に相談するタイミング

「どのくらい続いたら相談した方がいいのか分からない」と感じる方も多いでしょう。

次のようなサインが見られるときは、できるだけ早めに相談するのがおすすめです。

日常生活に支障をきたしている

仕事や家事、学業など、これまで普通にできていたことが難しく感じる場合は、心がSOSを出しているサインです。

たとえば、出勤するのがつらい、朝起きられない、食欲がない、人と話すのが億劫になるなどの変化が当てはまります。

これらは「気の持ちよう」ではなく、脳や身体のエネルギーが低下している可能性があります。

早めに専門家に相談することで、悪化を防ぎ、回復への道が見えてくるでしょう。

症状が2週間以上続いている

「なんとなくだるい」「やる気が出ない」といった状態が2週間以上続く場合は、自然回復が難しくなっているサインです。

特に、睡眠の質が落ちたり、集中力が続かなくなったり、涙もろくなるなどの変化が見られたら、受診を検討しましょう。

早期に対応することで、軽い段階での治療やカウンセリングで改善できるケースも多くあります。

迷ったら「念のため相談してみる」程度の気持ちで動いてみてください。

自分に変化を感じたら無理せず相談を

「全部めんどくさい」「何もしたくない」と感じるとき、それはあなたの心や身体が限界を迎えているサインかもしれません。

その感情は決して甘えではなく、誰にでも起こりうる自然な反応です。無理に頑張ろうとせず、まずは休息をとることから始めましょう。

栄養のある食事や十分な睡眠をとることで、少しずつ心のバランスが整っていきます。

それでもつらいと感じるときは、信頼できる家族や友人、または専門機関に相談してください。

オンラインカウンセリングの「かもみーる」では、スマートフォンやパソコンから、医師や心理士に気軽に相談できます。

心の不調や無気力感、ストレスなど、どんな些細なことでも大丈夫です。専門家と一緒に回復のステップを歩みましょう。


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