夜中に何度も目が覚める原因とは?考えられる睡眠障害を解説

投稿日 2026年07月14日

睡眠障害
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夜中に何度も目が覚める原因が分からず、「寝たはずなのに疲れが取れない」「また目が覚めて眠れなかったらどうしよう」と不安を感じていませんか?

夜間の覚醒は、ストレスや生活習慣の乱れ、加齢、夜間頻尿だけでなく、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などの睡眠障害が関係している場合もあります。

この記事では、夜中に何度も目が覚める中途覚醒の基本概要、何度も目が覚める主な原因や考えられる病気、具体的な対処法について詳しく紹介します。

夜中に何度も目が覚める中途覚醒とは

中途覚醒とは、眠りについたあと起床予定時刻より前に何度も目が覚め、その後なかなか寝つけなくなる状態を指します。

夜中に何度も目が覚める原因はストレスや不安、加齢による睡眠の変化、寝る前の飲酒やカフェイン摂取、夜間頻尿、寝室環境の影響などが関係することがあります。

また、いびきや呼吸の停止を伴う睡眠時無呼吸症候群、脚の不快感で眠りが妨げられるむずむず脚症候群など、睡眠障害が隠れているケースも少なくありません

そのため、中途覚醒が続く場合は年齢のせいと自己判断せず、早めに専門医へ相談し、原因を整理して早期治療を進めることが大切です。

参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠症」

参考文献:日本睡眠学会「睡眠障害の症状」

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夜中に何度も目が覚める主な原因

夜中に何度も目が覚める原因は、心身の不調や生活習慣、年齢による変化などさまざまです。ここでは、中途覚醒につながりやすい主な原因を詳しく解説します。

ストレスや不安による自律神経の乱れ

夜中に何度も目が覚める原因として、まず考えられるのがストレスや不安による自律神経の乱れです。

通常、眠るときは心身を休ませる副交感神経が優位になりますが、不安やストレスで緊張状態が続くと交感神経が働きやすくなり、眠りが浅くなってしまいます

例えば、寝る前に考え事をしてしまう方や、夜中に目が覚めたあと再び眠れない方は、ストレスの影響を受けている可能性があります。

中途覚醒を防ぐには、就寝前にスマートフォンや仕事から離れ、心を落ち着ける時間をつくることが大切です。

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睡眠不足や生活リズムの乱れ

睡眠不足や生活リズムの乱れも、夜中に何度も目が覚める原因になります。

睡眠は体内時計の働きで整えられており、寝る時間や起きる時間が日によって大きく変わると、眠りのリズムが崩れやすいです

特に、夜更かしや休日の寝だめ、交代勤務などが続くと、寝つきが悪くなるだけでなく、眠っている途中で目が覚めやすくなることがあります。

毎日同じ時間に起き、朝日を浴びる習慣をつけることが、安定した睡眠につながります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、良い睡眠のためには睡眠環境や生活習慣を整えることが重要とされています。

参考文献:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

カフェイン・アルコール・喫煙の影響

カフェインやアルコール、喫煙の習慣も中途覚醒に関係します。

コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、夕方以降に摂取すると寝つきや睡眠の質に影響することがあります。

また、アルコールは一時的に眠気を誘うことがありますが、分解される過程で眠りが浅くなり、夜中に目が覚めやすくなります

タバコに含まれるニコチンにも覚醒作用があるため、寝る前の喫煙は避けたほうがよいでしょう。睡眠の質を整えるには、就寝前の嗜好品を見直すことが重要です。

参考文献:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

寝室環境が睡眠を妨げている

寝室環境が整っていないことも、夜中に何度も目が覚める原因の一つです。

眠っている間は自分で気づきにくいものの、室温や湿度、光、音、寝具の合わなさなどが睡眠を妨げている場合があります。

例えば、部屋が暑すぎる、寒すぎる、外の音が気になる、照明やスマートフォンの光が目に入るといった環境では、眠りが浅くなりやすいです

また、枕やマットレスが体に合っていないと、寝返りのたびに目が覚めることもあります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠休養感には寝室の環境や就寝前の過ごし方が影響するとされています。

夜中に目覚めず快適に眠るためには、寝室を暗く静かに保ち、季節に合わせて温度や湿度を調整することが大切です。

参考文献:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

加齢による睡眠の質の変化

年齢を重ねると睡眠の質が変化し、夜中に目が覚めやすくなることがあります。

加齢により深い睡眠の時間が減ると、少しの物音や尿意、体の違和感で目が覚めやすく、睡眠時間が短くなったり早朝に目覚めたりする方も少なくありません

これは自然な変化の一つですが、日中に強い眠気があり、何度も起きて生活に支障が出ている場合は注意が必要です。

夜中に目が覚める回数が増えたと感じたら、昼間に適度に体を動かし、朝に光を浴びることで、睡眠と覚醒のリズムを整えやすくなります。

参考文献:日本睡眠学会「高齢者の睡眠障害」

更年期によるホルモンバランスの変化

更年期によるホルモンバランスの変化も、中途覚醒を引き起こす原因になります。

特に女性は、更年期にエストロゲンの分泌が変化することで自律神経が乱れやすくなり、睡眠の質が低下する場合があります

具体的には、夜中に急なほてりや発汗を感じて目が覚めたり、気分の落ち込みや不安感で眠りが浅くなったりするなどです。

更年期の症状が強く眠れない日が続く場合は、我慢せず医療機関に相談してみましょう。

夜間頻尿により途中で起きてしまう

夜間頻尿でトイレに行く回数が増えると、睡眠が途中で分断されやすくなります。

特に、寝る前の水分摂取が多い、夕方以降にアルコールやカフェインを摂っている、加齢により膀胱の働きが変化している場合などは、夜間頻尿につながりやすくなります

また、前立腺の病気や糖尿病、睡眠時無呼吸症候群などが関係していることもあります。

生活習慣を見直しても改善しない場合や、排尿回数が多く日中の眠気が強い場合は、早めに病院への受診を検討しましょう。

参考文献:日本泌尿器科学会「夜間頻尿診療ガイドライン[第2版]」

夜中に目が覚めるときに考えられる睡眠障害

夜中に何度も目が覚める原因は、睡眠障害が関係していることもあります。ここでは、中途覚醒につながりやすい主な睡眠障害について詳しく解説します。

不眠症

不眠症は、夜中に何度も目が覚める原因として代表的な睡眠障害です。

寝つきが悪いだけでなく、眠っても途中で起きてしまう、早朝に目が覚める、熟睡感がないなどの症状が続く場合に疑われます

厚生労働省 e-ヘルスネットでは、不眠症は入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒などの睡眠問題があり、倦怠感、意欲低下、集中力低下などの不調が出る病気と説明されています。

例えば、仕事のストレスや不安を抱えたまま眠ると脳が緊張状態になり、その結果、少しの物音や考え事で目が覚め、再び眠れない状態につながります。

一時的な不眠であれば生活習慣の見直しで改善することもありますが、日中の眠気や集中力低下が続く場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。

参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠障害」

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まったり浅くなったりする病気です。

呼吸が乱れると体内の酸素が不足しやすくなり、脳が覚醒して眠りが分断されるため、夜中に何度も目が覚める原因になります

本人は目覚めた自覚が少ないこともありますが、朝起きても疲れが取れない、日中に強い眠気がある、大きないびきを指摘される場合は注意が必要です。

放置すると生活の質だけでなく健康面にも影響するため、疑わしい症状がある場合は検査を受けましょう。

むずむず脚症候群

むずむず脚症候群は、脚にむずむずする不快感や虫がはうような感覚が生じ、じっとしていられなくなる睡眠障害です。

症状は夕方から夜にかけて出やすく、横になると強まることがあるため、寝つきが悪くなったり、眠っている途中で目が覚めたりします

原因ははっきりしない場合もありますが、鉄不足や腎機能の低下、妊娠、薬の影響などが関係することがあるとされています。

無意識に寝返りや足の動きが増えることもあるため、夜中に何度も目が覚める原因が脚の不快感にある場合は、自己判断せず医療機関で相談しましょう。

参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット「レストレスレッグス症候群 / むずむず脚症候群」

概日リズム睡眠障害

概日リズム睡眠障害は、体内時計と実際の生活時間にズレが生じ、眠る時間や起きる時間が不安定になる睡眠障害です。

人の体は朝に光を浴び、夜に暗くなることでリズムを整えますが、夜更かしや交代勤務などが続くと、眠るべき時間に眠れず、夜中に目が覚めやすくなることがあります

改善には、起床時間をそろえる、朝日を浴びる、夜のスマートフォン使用を控えるなど、リズムを整える工夫が重要です。

参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット「概日リズム睡眠・覚醒障害」

レム睡眠行動障害

レム睡眠行動障害は、夢を見ているときに体が動き、寝言や叫び声、手足を動かす行動が出る睡眠障害です。

本来、レム睡眠中は筋肉の力が抜けて大きな動きは起こりにくい状態になりますが、この働きがうまくいかないと、夢の内容に合わせて体が動くことがあります

悪夢を見て飛び起きる、寝ている間に手足を振り回す、家族から異常な寝言を指摘される場合は注意が必要です。

けがにつながる可能性もあるため、症状が続く場合は受診を検討しましょう。

参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット「レム睡眠行動障害」

周期性四肢運動障害

周期性四肢運動障害は、眠っている間に脚や腕が周期的に動くことで、本人は動いている自覚がないまま睡眠が妨げられる病気です。

朝起きたときに熟睡感がない、日中に眠気が強い、同じ寝室の人から足がよく動いていると指摘される場合は、この障害が関係している可能性があります

むずむず脚症候群と一緒にみられることもあり、鉄不足や一部の病気、薬剤が影響すると考えられています。

参考文献:国立精神・神経医療研究センター「睡眠関連運動障害」

過眠症によるリズムの乱れ

過眠症は、夜に眠っているにもかかわらず日中に強い眠気が出る睡眠障害です。

直接的に中途覚醒だけを引き起こす病気ではありませんが、日中の長い昼寝や不規則な睡眠が増えることで、夜の睡眠リズムが乱れやすくなります。

その結果、眠りが浅くなり、夜中に目が覚める原因につながる場合があります

例えば、日中に耐えがたい眠気があり、夕方以降に長く眠ってしまうと、夜の寝つきや熟睡感に影響することがあります。

十分な睡眠時間をとっても眠気が強い、仕事や学業に支障が出ている場合は、単なる寝不足と決めつけないことが大切です。

夜中に何度も目が覚めるときの対処法

夜中に何度も目が覚める状態を悪化させないためには、目覚めた後の過ごし方も大切です。焦って眠ろうとせず、再入眠しやすい状態を整えましょう。

時計やスマホを見ないようにする

夜中に目が覚めたときは、時計やスマホを見ないことが大切です。

起きたときに時間を確認すると、焦りや不安が強くなるだけでなく、通知やニュースなどが目に入り、光の刺激で眠気が遠のく場合があります。

夜中に目が覚めるたびにスマホを手に取る習慣がある方は、それ自体が再入眠を妨げているかもしれません

夜中に何度も目が覚める原因を増やさないためにも、時計は見えない位置に置き、スマホは寝室から離すなどの工夫をしましょう。

無理に寝ようとせず一度ベッドを離れる

夜中に目が覚めて眠れないときは、一度ベッドを離れるのも一つの方法です。

早く眠らなければと考えるほど緊張が高まり、眠る場所であるベッドが眠れずに悩む場所として意識されやすくなります。

例えば、目が冴えてしまった場合は、明るすぎない部屋に移動して静かな音楽を聴く、軽く読書をする、温かい飲み物を飲むなど、刺激の少ない行動を選ぶとよいでしょう

スマホ操作や仕事、激しい運動は避けつつ、眠気が戻ってきたタイミングでベッドに戻ることで、再入眠しやすい状態を整えられます。

深呼吸やマインドフルネス

夜中に何度も目が覚める原因にストレスや不安が関係している場合は、深呼吸やマインドフルネスを取り入れると心身を落ち着けやすくなります。

呼吸に意識を向けることで考えごとから距離を置きやすくなり、緊張した体を休息モードへ切り替える助けになります

例えば、布団の中で鼻からゆっくり息を吸い、吐く息を少し長めにしながら数回繰り返してみましょう。

眠れないことへの焦りがあるときは、眠らなければいけないと考えるよりも、今の呼吸や体の感覚に注意を向けることが大切です。

睡眠に関するお悩みは専門医へご相談ください

夜中に何度も目が覚める原因は、ストレスや不安、生活リズムの乱れ、カフェイン・アルコール、寝室環境、加齢、更年期、夜間頻尿など多岐にわたります。

また、不眠症や睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、概日リズム睡眠障害などの睡眠障害が関係している場合もあります。

夜中に目が覚めたときは、時計やスマホを見ない、無理に寝ようとしすぎない、深呼吸やマインドフルネスで心身を落ち着けるなど、再入眠しやすい行動を意識することが大切です。

ただし、夜中に何度も目が覚める、日中の眠気や集中力低下が強い、大きないびきや無呼吸を指摘されているなどの場合は、放置せず医療機関へ相談しましょう。

オンラインカウンセリングサービスの『かもみーる』では、夜中に何度も目が覚めるというお悩みを、自宅から気軽に相談することができます。

お悩みに合わせてカウンセラーを選ぶことができ、24時間いつでも予約可能。診療は24時までのため、仕事終わりの遅い時間でも問題ありません。

睡眠に関する気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

赤堀 将太郎

医療法人社団弘愛会理事長

赤堀 将太郎

こんにちは、赤堀将太郎と申します。 心療内科のクリニックに受診するまでに心理的なハードルが大きいかと思います。 そういった場合、「かもみーる」で病院に行くべきかどうかなど気軽にご相談ください。 オンラインで御対応いたします。 また現在、どうしても仕事がつらくて休職したいと思っているが病院に行くのを迷っている方に対して、場合によっては診断書を発行することも可能です。(オンライン診察となります) そういった場合も遠慮なくお申し付けください。